レ・ミゼラブル 少女コゼット 第46話 「ジャヴェールの正義」

「お父さまが帰ってくるまでは私がお父さまの分まで頑張らなくちゃ」今までに見せたことのない凛々しい顔。コゼットがジャンの手から離れマリユスと一緒になるのを暗示してる。
ジャンがミリエル司教に銀の燭台を渡されてからのお話。徒刑場出たばかりのジャンは心が荒んでおり世の中全てが自分を蔑んでいるように思えた。そのため罪を犯したくないのにもかかわらず、周りの人と望まぬトラブルを起こしてしまう。そして、更に自らの行いに苦悩する。そこからどう立ち直り生まれ変わったのかがスッポリ抜けてるww
「コゼット。私は行かなくても良くなったようだ」ジャヴェールの粋な計らい。「目の前の犯罪者を逃がすなどあってはならないことだ!」それでも自分のしたことを説明できず、やがては自分が間違っていたのではと思う。自らが貫いてきた正義。それが崩れることはジャヴェールの存在意義が無に帰すことに等しい。欄干に手をかけ身を投げ出そうとしたその時朝日が昇る。「人は、変わることが出来る」ジャヴェールは彼が追っていた犯罪者の言葉によって救われた。「ジャン・ヴァルジャンバリケードの中で死んだ。ジャン・ヴァルジャンという男はもういないのだ」全てに区切りが付いたみたい。